資料請求 お問い合わせ

導入事例

社内報アプリ HOME > 導入事例 > 紙グループ報、PDF報、社内報アプリの三本柱で 13000人をゆるやかに繋げる場をつくる

紙グループ報、PDF報、社内報アプリの三本柱で 13000人をゆるやかに繋げる場をつくる

フジサンケイグループ様

フジテレビ、産経新聞、ニッポン放送など、そうそうたるメディア企業を中心に構成されているフジサンケイグループ。鴨川シーワールドのようなリゾートやホテル、彫刻の森美術館などの文化施設も含め、個性豊かなグループで働く約13000人をゆるやかに繋げる場として、20224月、社内報アプリを導入しました。

既存の紙グループ報とPDF報、そして新たな社内報アプリと3つのツールを連動させ、グループのコミュニケーション活性化を目指す取り組みについて、フジサンケイグループ事務局の皆さんにお聞きしました。

【導入目的】

  • スマホやPCでもアクセスできるグループ報の環境を整備する
  • 掲載スペースに制限がなく、機動力の高いツールでタイムリーかつ自由な情報共有を実現する
  • グループ内で相乗効果が生まれる場づくりを目指す

 

【課題】

  • リモートワークにより社内イントラや紙媒体での情報周知に限界が
  • 既存のグループ報で取りこぼしている情報を無駄にしないツールの必要性
  • 多岐にわたるグループ会社が互いを知るための手がかりが不足

 

【効果】

  • Webになじみがなかったメンバーでも簡単に記事を投稿できる
  • タイムリーで豊富な情報発信や、深掘りした企画の発信も可能に
  • 紙グループ報・PDF報・社内報アプリとで企画を連動させて、閲覧を促進する

■フジサンケイグループ(77社4法人3美術館で構成)

  • 事業内容:テレビ、新聞、ラジオ、出版、映画、音楽、コンテンツの制作・販売・配信、総合通信販売、都市開発・観光など
  • 従業員数:約13000人
  • 広報担当者様:事務局 鈴木温哉様、河合徹様、山本麻祐子様、小森茂人様、金谷かおり様

紙とPDFという従来の情報ツールに加わった3つ目の切り札『めんたまぁく』

——フジサンケイグループに導入された社内報アプリは、どのような位置付けになるのでしょうか?

鈴木さん:フジサンケイグループは全部で774法人あり、社内報やそれに準ずるものは各社でそれぞれ発行しています。われわれ事務局はグループ全体の情報共有手段として、年に4回紙で発行しているFCG News Letterと、毎週1回、A4サイズ1枚にまとめたPDF『インフォメーションEYEを発信しています。2022年4月から3つ目の情報ツールとして社内報アプリを導入し、『めんたまぁく』という名称でスタートしました。

金谷さん:FCG News Letter』は季刊のプリント媒体ですので、情報の速報性という面で課題がありました。

山本さん:『インフォメーションEYE』は毎週木曜日発行で、メールや社内イントラ、回覧板、掲示板など、各社の事情に合わせて閲覧されています。情報の鮮度としては紙より優れていますが、A4版のPDFなので掲載できるネタは3つが限度。掲載情報が制限されるという意味では、紙と同じ問題を抱えていました。

また、コロナ禍でリモートワークが広がると、自宅から会社のイントラに接続できない、社内に掲示されても出社しないので見る機会がないなど、物理的にどこにいても見られるツールの必要性が出てきました。

小森さん:それぞれのツールとも掲載スペースの都合でネタを削らざるを得ないことがあり、載せたい情報をいつでも載せられるという機動力の高さという点でもWeb社内報に魅力を感じていたんです。

河合さん:グループでおよそ13000人いますので、全員に印刷したものを配布するというのはコスト面でも大変です。また、時代として情報にアクセスするツールがスマホになってきていることを考えると、いずれスマホへの対応は必要だろうと。まずは一歩踏み出してみましょうという感じで始めました。

——『めんたまぁく』という名前はどういう風に決まったのでしょうか?

鈴木さん:社内報アプリの導入が決まってから、『FCG News Letter』や『インフォメーションEYE』で名称募集の告知をしました。『めんたまぁく』という名称を提案してくれたのは、サンケイビルマネジメントという建物総合管理の会社で働く20代の男性でした。

山本さん:フジテレビ本社内にオフィスがあり、ゆりかもめに乗っていたときに、ふと思いついたんだそうです。表彰の様子は『めんたまぁく』の記事にし、サンケイビルの社内報でも紹介していただきました。「うちの社員が名付けたものがはじまります」という形で、相乗効果にもなりました。サンケイビルグループの中でも読んでもらえたようで、PVもかなり伸びましたよ。

愛称募集企画には131件もの応募があり、新しい社内報をみんなで作る雰囲気にもつながった
愛称募集企画には131件もの応募があり、新しい社内報をみんなで作る雰囲気にもつながった

 

従来の広報誌をさらに深掘りし、社員の思いを伝える

——社内報アプリに決定した決め手は何だったのでしょうか?

河合さん:事務局5人の中でITスキルの差があったため、導入に当たってはアフターケアが最重要でした。「マニュアルを見ていただければ分かります」という対応のツールもある中で、ウィズワークスの方にはメールで疑問点を尋ねると懇切丁寧に対応してもらえるので、メンバー一同で安心しました。

山本さん:これまで色味やデザインを深く考えたことはなかったのですが、読む人の目を引く色の配置やバランス、見栄えの重要性など、重要なポイントについてウィズワークスの方に丁寧に教えてもらえたのも、とてもありがたかったです。

——フジサンケイグループの皆さんは、社内報アプリ導入企業様限定のセミナーにも積極的に参加していますね。

山本さん:他社はどうやって運営しているのかはとても気になっていました。紙からWebになるとIDとパスワードを入力したり、アプリをインストールしたりと、社員にやってもらうことが増えます。そういったハードルを他の企業はどう越えていったのだろうか、参考にできるようなヒントはないだろうかと思い参加しています。

——閲覧促進施策について、うまくいった事例などはありますか?

鈴木さん:やはりプレゼント記事ですね。『FCG News Letter』にもプレゼントページがあるんですが、これと連動して『めんたまぁく』としてもプレゼント企画を打ったところ、それまで見ていなかった人がログインしたり、久しぶりにログインしてくれたりと、効果が出ました。

プレゼント記事以外にも、これは特に読んでほしいという記事を公開するときは、PUSH通知機能も使って既存の読者にも周知するようにしました。他にも一斉メールで特に読んでほしい記事を告知したり、グループで開催する社員研修などで『めんたまぁく』のPRをしたりしています。

——コンテンツはどうやって制作していますか?

金谷さん:FCG News Letter』は、フジテレビ、産経新聞、ニッポン放送、サンケイビル、ポニーキャニオン、文化放送、ディノス、扶桑社、彫刻の森芸術文化財団からそれぞれ編集委員を出していただいて制作に当たっています。そこで各社・財団からいろいろな情報を提供していただき、その中で取り上げている記事を『めんたまぁく』でさらに深掘りするという形も多いですね。『めんたまぁく』に向けて情報をいただくことも多いです。3媒体で互いに記事リンクを貼るなど、相乗効果で閲覧が伸びていくように意識しています。

山本さん:社員にフォーカスを当てることも大切にしています。最近フジテレビのオフィスタワーエントランスで絵画の展示が始まったのですが、展示作品を選んだのは、なんと総務局所属で学芸員の資格を持つフジテレビ社員。その社員に展示の経緯やその絵画を選んだ理由などをインタビューし、『めんたまぁく』に掲載しました。

小森さん:毎月効果測定をしていますが、社員が登場する記事は特に読まれやすい傾向です。『めんたまぁく』を読んだグループ社員が、実際にフジテレビ内の絵画を見に来てくれたらうれしいですね。

絵画展示の紹介だけでなく、その裏側で活躍する社員の思いを伝えて「顔が見える」社内報に
絵画展示の紹介だけでなく、その裏側で活躍する社員の思いを伝えて「顔が見える」社内報に

 

グループ企業間の相乗効果を生み出せる場所を目指して

——社内報アプリを導入してみてよかった点はどんなところでしたか?

山本さん:記事を公開する前に、該当部署に事前チェックをお願いするのですが、管理画面から簡単に記事をPDF形式で保存し、回覧してもらいやすいのが便利で助かっています。

河合さん:フォントや色味の調整など、ちょっとやってみようと思うとすぐにできるのがいいですね。私たちも習熟度が上がるにつれて、媒体全体の統一感にも意識がいくようになってきて、運営しながらスキルが上がっている感覚があります。

小森さん:どんなデザインがいいのかは編集部内で話し合って、ウィズワークス提供のマニュアルとは別に、デザインや配色、テンプレートなどのルールをカテゴリごとに決めて『めんたまぁく』独自のマニュアルを作成して共有、それに沿って投稿するようにしています。プレゼントやニュースなど、カテゴリによって伝えたいメッセージも違うので、カテゴリごとに伝わりやすいビジュアルで投稿していけば、受け手側も見やすくなると思います。

——最後に、今後の『めんたまあく』でやりたいことや、目指す方向などをお願いします。

金谷さん:紙グループ報やPDF報では、期日が迫っているイベントは掲載できる場所があまりありませんでした。グループ全体に伝えたい良い情報なのに、告知が間に合わない場合でも、『めんたまぁく』なら対応可能です。そういう機動性をより生かしたいと思っています。また、グループ会社で働く人の取り組みは、取り組みを紹介するだけでなく、担当者のコメントをもらうなど深掘りして「顔の見える記事」を増やしたいです。

鈴木さん:フジサンケイグループは株式の持ち合いなど相互の資本関係がかならずしもあるわけではなく、非常にゆるやかに繋がっています。何かをやろうとなったときに「この指とまれ」で強みのあるグループ会社や興味のある会社が集まってくる。ゆるやかだけれど多彩で、資本関係にとらわれないこその関係の良さというものを大事に、グループの一体感をつくっていきたいです。

——ありがとうございました。

フジサンケイグループ様

社内報のことなら
ウィズワークスにおまかせください!

現場に届く、
伝えたいが叶う。

社内報アプリへ興味をお持ちの方は、
お気軽にお問い合わせください。